「家族が病気になったときに何もできない無力な自分は嫌だ」と考えて看護師を目指している方、趣味のDTM(Desktop Music)を大手ゲーム会社で仕事にした方、メディアで注目を集める大谷翔平さんや藤井聡太さんといった著名人以外にも自分の「やりたい」を形や仕事にしている人たちはいらっしゃいます。

周囲から見ると私はやりたいことをやってきた人のように見られることもありますが、経済的に困窮していた時期もありましたし、家族の仲が良くなかったりして、主観的認識ではどちらかというと「やりたいことってなんだろう」と悩んだ時間が長かったです。普通に、大丈夫に見えるように振る舞って、自分自身の葛藤から目を逸らしたり、周囲からの見た目がマシになるように取り繕っていたのだと思います。

ここでは今芽吹きつつある自分のやりたいこと、コミュニティキッチンのプロトタイプづくりの過程をありのままに記していければと思います。将来の自分や同じような悩みを持たれている方の何かヒントになれば幸いです。